自作PCとBTOはどっちが安くておすすめか[2025年版]

こんばんは、クスノキです。これからゲーミングPCを購入するときに自作PCにするかBTOで購入するか迷います。自作PCとBTOでは価格面でどっちが安いか注目されがちですが、実際には多くの違いがあります。

今回は自作PCとBTOでは価格面でどっちが安いか、その他の違いには何があるのか解説します。

2025年5月におすすめのゲーミングPC

製品名
NEXTGEAR JG-A7G60

G TUNE DG-A7G70

G-GEAR GE9A-R251/BH
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 9700XRyzen 9 9900X
GPURTX 4060RTX 5070RTX 5080
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
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自作PCとBTOの違い

自作PCとBTOの違いを「価格」「手間・時間」「保証」「自由度」の4点にわけて解説します。

価格は自作PCの方が安い傾向

まずは価格面での違いに注目してみましょう。よく自作PCの方が安く、BTOの方が高いと考えられていますが、本当にそうなのか価格帯ごとに確かめてみます。自作PCのパーツは筆者の主観で検索したときによく選ばれているもので選びます。どのパーツを選ぶかによって生じる価格差はご了承ください。

約20万円のPCの場合

パーツ自作PCNEXTGEAR JG-A7A7X
CPURyzen 7 7700Ryzen 7 7700
CPUクーラーCORSAIR iCUE H100i RGB ELITE水冷 240mm
マザーボードASUS PRIME A620M-K-CSMAMD A620
メモリAcer Predator Vesta II 32GBDDR5-5200 16GB
GPUASRock Radeon RX 7700 XTRadeon RX 7700 XT
SSDWestern Digital SN770 1TB1TB(NVMe Gen4x4)
HDD
電源玄人志向 80Plus GOLD 750W750W 80 PLUS BRONZE
ケースCooler Master Elite 301 White LitemicroATX対応
OSWindows 11 HomeWindows 11 Home
価格214,707円229,900円

約20万円のPCを購入する場合、今回の例だと自作PCの方が約15,000円安い結果になりました。今回選んだものよりも安いパーツはあるので値段にこだわればより自作PCの方が安く仕上がることはありそうです。

格安パーツを選んで安く仕上げることもできますが、それは表面的な価格が安く仕上がるだけで先々のことを考えるとむしろ割高になる気もします。そうなると保証に優れたBTOの方が良いとも言えそうです。それでも自作PCユーザーは好きなパーツを選べます。方が良いとも言えそうです。それでも自作PCユーザーがいるのは好きなパーツを選べるという点です。

約30万円のPCの場合

パーツ自作PCG TUNE DG-A7A8X
CPURyzen 7 9700XRyzen 7 9700X
CPUクーラーCooler Master MasterLiquid 240L水冷 240mm
マザーボードASUS PRIME A620M-K-CSMA620
メモリAcer Predator Vesta II 32GBDDR5-5600 32GB
GPUASUS Radeon RX 7800 XTRadeon RX 7800 XT
SSDWestern Digital SN770 1TB1TB(NVMe Gen4)
HDD
電源玄人志向 80Plus GOLD 750W750W 80PLUS BRONZE
ケースNZXT H5 Flow v2 White
OSWindows 11 HomeWindows 11 Home
価格235,938円314,800円

約30万円のPCを購入する場合、今回の例だと自作PCの方が約78,000円安い結果になりました。

基本的にBTOメーカーのスペックと同じスペックのパーツを採用していますが、実際にはマザーボードはB650辺りを選びたいところです。

為替が円安に触れていた頃は自作PCの方が高くなる例がありましたが、2,025年現在の為替水準の場合自作PCを選ぶほうが価格優位性が認められます。もちろん、保証や故障時の対応が面倒である点には留意が必要です。

約60万円のPCの場合

パーツ自作PCG-GEAR GE9A-T251/XBH
CPURyzen 9 9950X3DRyzen 9 9950X3D
CPUクーラーMSI MAG CORELIQUID M360水冷240mm
マザーボードASRock X870E Nova WiFiX870E
メモリAcer Predator Vesta II 32GBDDR5-5600 32GB
GPUASUS TUF Gaming GeForce RTX 5080RTX 5080
SSDWD SN770 2TB1TB Gen4x4
HDD
電源玄人志向 80Plus GOLD 850W850W 80 PLUS GOLD
ケースFractal Design Pop XL Air RGB Whiteミドルタワー
OSWindows 11 HomeWindows 11 Home
価格689,739円584,700円

約60万円のPCを購入する場合、今回の例だとBTOの方が約10万円安い結果になりました。RTX 50世代の在庫状況が安定しないため価格が高騰していることが理由として挙げられます。

他にもCPUクーラーが自作PCは360mm、BTOは240mmと異なります。これは360mmの方が安心できるだろうと判断してのことです。

上に3つ上げた構成パターンの場合、2つは自作PCの方が安く、1つはBTOの方が安いという結果でした。実際にはどのパーツを選ぶか、そして”いつ”選ぶかによってお得度は変わります。通常、円高のときのほうが自作PCは安く仕上げられる傾向にあります。

BTOは金利0で分割払いも可能なケースが多い

加えてBTOメーカーは金利0でPCを購入できるキャンペーンを開催していることが多いです。数十万円の買い物を一括で買うのはなかなか大変です。

自作PCの場合は各パーツを通販で買うでしょうから、基本は一括払い、分割払いは金利が発生します。キャンペーン期間であればその限りではありません。

例えば30万円のPCを金利0で24回払いにした場合、月々の負担額は12,500円です。一括で数十万円の買い物は厳しい学生は重宝できるキャンペーンと言えるでしょう。

手間と時間はBTOの方がかからない

自作PCとBTOをどっちにするか迷うときに考慮しなくてはならないのは自分でパーツを組み合わせてPCを作ることができるか、という点です。

自作PCは必要なものを自分で購入して自分でPCを完成させなくてはなりません。その上でOSをインストールしたりBIOSを見たりと自作PCは面倒な作業も多く、ハードルが高いです。

その点、BTOは構成を自分で選んだら完成品が届きます。電源を繋げばすぐに使える状態です。納期もBTOの方が最近は短いです。3~4日で発送される例が増えています。

価格面で自作PCの方が優れている場合でも、そもそも自作PCを作ることができる、その手間をかけられないのであればBTOが圧倒的におすすめです。

保証はどっちもあるけど・・・

保証は自作PCとBTO、どちらも充実していますが、保証を利用できる場面が異なります。

まずは自作PC。自作PCの保証というのは各パーツが持っている保証のことを指します。大体3~5年は保証期間があると考えて良いです。

ただし自作PCの場合トラブルが生じた場合、どこに障害が発生しているか突き止めなくてはならないのは自分です。PCの障害は本当にバラバラです。CPUが悪くなる例はピン折れ以外でほとんどありませんが、電源ユニットが悪かったりストレージが悪かったり。グラフィックボードかもしれないし、普通に起動はするけど十分に冷却できていないCPUクーラーだったり。故障という一言だけでは想定できる事例が無数にあります。障害原因の検証に途方もない時間をかけることになることもあります。

BTOメーカーの保証はメーカーによって異なりますが、マウスコンピューターは24時間365日電話サポートに対応していますし、どうしても解決できない場合はメーカーにPCを送って専門家に原因究明から修理、解決まですべてをおまかせすることもできます。期間は3年間が標準でついており、プラス2年の有償保証に加入することができます。破損盗難補償は有償です。

ツクモ(TSUKUMO)の保証は落下、火災、地震、その他自然故障以外の損害も補償するサービスがあります。購入時に入ることもできますし、購入した後から加入することもできます。期間は購入日から3年間。修理費用は無料です。

保証の期間や内容はBTOメーカーによりますが、自作PCより手厚いという点は共通しています。故障時に自分で原因を探して故障パーツを取り替えるという作業を行える人は多くありません。その点BTOの方が安心感は高いです。

自由度は自作PCに軍配が上がるが・・・

自由度はカスタマイズ性とも言えます。自作PCの自由度は無限大。数多あるパーツを自分の好みに合わせて好き勝手組み上げることができます。自作PC最大の利点です。

一方、BTOはパーツの仕入先はメーカーによって異なるので自分の好きなパーツを搭載できるとは限りません。とはいえ、カスタマイズ性はBTOメーカーによって異なります。

サイコムと呼ばれるBTOメーカーはBTOメーカーというよりは自作PC代行のような位置づけです。構成を自分の好みにできるだけでなく、どのメーカーのどれという風に細かく設定して購入することができます。普通のBTOよりやや高額ですが、自作PCのメリットを享受しつつ、自作の手間はかけたくないというユーザーには大変満足度の高いBTOメーカーです。品質は言うまでもありません。

おわりに

自作PCとBTOの違いを解説しました。価格面だけを見ると自作PCの方が安いことも多いですが、その他の例も考えると後半におすすめできるのはBTOです。自作PCはどうしてもハードルが高く、何より障害が起きたときの対処方法も身に着けなくてはなりません。

その手間を楽しめるのであれば自作PCに手を出す適正は高いですが、不安があるのであればまずはBTOでPCのイロハを経験してから自作PCに手を出してみることをおすすめします。

2025年5月におすすめのゲーミングPC

製品名
NEXTGEAR JG-A7G60

G TUNE DG-A7G70

G-GEAR GE9A-R251/BH
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 9700XRyzen 9 9900X
GPURTX 4060RTX 5070RTX 5080
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
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2025年5月におすすめのゲーミングPC

製品名
NEXTGEAR JG-A7G60

G TUNE DG-A7G70

G-GEAR GE9A-R251/BH
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 9700XRyzen 9 9900X
GPURTX 4060RTX 5070RTX 5080
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
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クスノキ

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調べても難しく書いてあることが多い自作PCに関する情報をわかりやすく、それでいて網羅度の高いコンテンツ作成を目指しています。

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