CPUとグラボどっちを優先すれば良いのか用途別に解説

こんばんは、クスノキです。自作PCを組むときやBTOパソコンでスペックを決めるとき当然予算があります。この予算の中でどういう組み合わせにするか頭を悩ませるのが楽しくもあるのですが、予算内でPCを組むときにCPUの性能がより良いものを選ぶのかグラボの性能より高いものを選ぶのか迷うことが多いでしょう。

今回はCPUとグラボのどちらを優先するほうが良いのかを用途別にまとめます。

2024年7月におすすめのゲーミングPC

製品名NEXTGEAR JG-A7G6TG-Tune DG-I7G7S
G-GEAR GE9J-M242/ZBH
CPURyzen 7 7700i7-14700Fi9-14900KF
GPURTX 4060 TiRTX 4070 SUPERRTX 4080 SUPER
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
◯WQHD/60FPS
△フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
◯4K/60FPS
◯WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
価格¥209,800¥299,800¥449,800
公式ページ詳細を見る  詳細を見る詳細を見る
※性能目安は負荷の重いサイバーパンク2077を基準とするもの
◯:設定を落とさず実現可能
△:設定を落とすことで実現可能
✕:実現不可

用途別にCPUとグラボのどっちを優先するか

デスクワークやネットサーフィンにPCを使う場合

CPUを優先させましょう。

新しく購入するPCの使いみちがデスクワークやネットサーフィンなどに使われる場合優先させるのはCPUになります。くわえてこれらの用途であればグラボは不要になります。

CPUに内蔵GPUが搭載されており映像をモニターに映せるのであればいよいよグラボは搭載しなくて良いでしょう。CPUに内蔵GPUがない場合は映像出力のためのグラボを安価で良いので搭載してください。

それによって余った予算はCPUとメモリに割くとさらに快適な作業環境が完成するでしょう。

これらの用途であれば必要となるCPUの性能も限定的なので予算10万円以内で非常に快適なPCが用意できるはずです。この用途の場合のおすすめCPUはIntel製であれば「Intel Core i5/i3」辺りのものがおすすめです。世代はどんな用途であれ最新のものにしておけば間違いありません。新品のCPUを購入する場合は世代間の価格差は軽微なのでわざわざ旧世代のものを買う必要はないでしょう。

ゲームの性能を重要視するゲーミングPCの場合

CPUとのバランスが取れているという前提でグラボを優先させましょう。

ゲーミングPCにおいて最も重要となるパーツはグラボです。どれだけ良いCPUを搭載していても映像処理を司るグラボが非力であれば快適なゲーム環境を構築することはできません。

そのため基本的にゲーミングPCを自作及び購入する場合はグラボを優先させましょう。

ただし、グラボを「RTX 4090」にしてCPUを「Intel Core i3」にするみたいな極端な構成はNGです。

こういった極端な構成の場合CPUの性能不足により快適なゲーム環境を構築することはできません。

あくまでもバランスを重視した構成の上でCPUとグラボのどちらの性能を優先させるか迷った時にグラボを選びましょう。

ゲーミングPCの場合CPUは最低でも「Intel Core i5」以上、できるだけ「Intel Core i7」が望ましいです。その最低限のラインをクリアした上でCPUとグラボを何にするか天秤にかけます。

少し違う選び方もあります。将来の拡張性を考慮するかどうかです。

構築したゲーミングPCを長く使用していく場合、性能不足になったパーツをその都度交換していくというやり方があります。

交換の手間が多いのはCPUです。CPUはCPUクーラーを外して、CPUを外し、新しいものに付け替える手間があるのに対してグラボはグラボの挿し替えだけです。くわえてCPUは世代が変わるとマザーボードごと交換する必要が多くの場合出てきます。その手間は新しいPCを自作し直すのとほぼ同じです。

手間がかかるのはCPU。あとから交換するときの費用が高いのはグラボです。

購入直後のゲーム性能を重視するならグラボの性能を優先させましょう。近いうちにより性能の高いグラボを搭載しようと考えている場合はCPUを優先させても良いでしょう。グラボの交換が数年もあとになるのであればCPUの性能も不足し始めるでしょうからその場合は上述の通りバランスよく選んでおけば間違いないです。

基本はCPUとグラボをバランス良く。変則的な購入計画があるならその限りではありません。

DTMや動画編集の快適さを重視する場合

CPUとメモリを優先させましょう。

DTMや動画編集のようなクリエイティブな作業にPCを作る場合の優先度はCPUです。

それだけでなくこれらの用途はメモリ容量(RAM)も多めの方が望ましいです。

動画編集の場合快適な環境を構築する上でグラボも重要になってきますが、CPUとメモリの性能が不足していればグラボが何であれ重いので優先度はCPU>メモリ>グラボになります。

搭載しておきたいグラボはDTMか動画編集かで変わります。

CPUはどちらも「Intel Core i7」のものが望ましいです。メモリは最低でも16GBにしましょう。これらの用途の場合メモリ容量は多ければ多いほど良いです。

DTMであればそのとき販売中のエントリーモデルで良いでしょう。2023年であれば「NVIDIA GeForce GTX 1660」で十二分です。

動画編集であれば2023年であれば「NVIDIA GeForce RTX 3060」以上あればストレスなく編集できるはずです。

面倒になったらBTOパソコンがおすすめ

用途別にCPUとグラボのどっちを優先したほうが良いか書いてみましたが、色々考えることが多くて面倒くさい人はBTOメーカーでのPC購入がおすすめです。

BTOメーカーであれば「一般向けPC」「ゲーム向け」「クリエイター向け」のようにカテゴリ分けされているので自分の用途のカテゴリを選んでその中から予算内のものを選んでおけば大火傷することはまずありません。

2024年7月におすすめのゲーミングPC

製品名NEXTGEAR JG-A7G6TG-Tune DG-I7G7S
G-GEAR GE9J-M242/ZBH
CPURyzen 7 7700i7-14700Fi9-14900KF
GPURTX 4060 TiRTX 4070 SUPERRTX 4080 SUPER
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
◯WQHD/60FPS
△フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
◯4K/60FPS
◯WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
価格¥209,800¥299,800¥449,800
公式ページ詳細を見る  詳細を見る詳細を見る
※性能目安は負荷の重いサイバーパンク2077を基準とするもの
◯:設定を落とさず実現可能
△:設定を落とすことで実現可能
✕:実現不可

おわりに

予算内でどういう組み合わせにするか考えるの楽しいけど迷ってて決められない方向けに用途別にCPUとグラボのどっちを優先すれば良いか解説しました。

文章を書いてて構成決めで悩むの楽しかったなあと思い出しました。予算なんてなければ良いのに。そうも思いますが制限があるから選定する楽しさがあるとも言えるので。

快適なPCを手に入れるための参考になれば幸いです。



クスノキ

クスノキ

調べても難しく書いてあることが多い自作PCに関する情報をわかりやすく、それでいて網羅度の高いコンテンツ作成を目指しています。レビューもおすすめです。

カテゴリー:
関連記事