こんばんは、クスノキです。
マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7G7S」をレビューします。「NEXTGEAR JG-A7G7S」は特定のリンクを知っている方のみ購入できるモデルで、普通にホームページで検索しても出てこないシークレットモデルのようです。普通のモデルより価格が少し安く設定されています。
レビューに使用した「NEXTGEAR JG-A7G7S」はマウスコンピューターよりお借りしたものです。
※記載内容は2024年6月のレビュー記事公開時点のものであり、製品の仕様及び販売価格は、変更される可能性があります。
目次
「NEXTGEAR JG-A7G7S」:一問一答
Q:「NEXTGEAR JG-A7G7S」のCPUとグラボは何?
CPU | AMD Ryzen 7 7700 |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER(GDDR6 12GB) |
Q:「NEXTGEAR JG-A7G7S」は快適にゲームができる?
ほぼすべてのゲームがフルHDでとても快適に遊ぶことができます。競技系のゲームはフルHDで240FPS以上で安定します。
サイバーパンク2077を筆頭とする負荷の高いゲームでもフルHDならとても快適で、WQHDもDLSSを音にすることでとても快適に遊べます。4Kでの快適プレイにはやや性能不足です。
Q:「NEXTGEAR JG-A7G7S」の値段は?
「NEXTGEAR JG-A7G7S」はレビュー時点で269,800円で販売されています。マウスコンピューターでは36回まで金利0の分割払いに対応しています。
回数 | 負担金額 |
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一括 | ¥269,800 |
12回 | ¥22,483/月 |
24回 | ¥11,241/月 |
36回 | ¥7,494/月 |
「NEXTGEAR JG-A7G7S」のスペック(仕様)
CPU | AMD Ryzen 7 7700 |
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CPUクーラー | 水冷クーラー 240mmラジエーター |
メモリ(RAM) | DDR5-5200 32GB(16GBx2)※ |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER(GDDR6 12GB) (Displayportx3, HDMIx1) |
SSD | 1TB(NVMe M.2 Gen4x4) ※ |
HDD | – ※ |
電源 | 750W(80PLUS BRONZE) ※ |
マザーボード | AMD A620 |
光学ドライブ | – |
無線LAN | – |
寸法 (幅x奥行きx高さ) | 220 x 411 x 390 mm, 9.6kg |
OS | Windows 11 Home 64bit ※ |
価格 | ¥269,800[税込]~ |
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の外観・デザイン
外観
「NEXTGEAR JG-A7G7S」のPCケースは正面にNEXTGEARのロゴが、電源ボタンや各種ポートは上部に取り付けられています。左側面はガラスパネルを採用しており、内部パーツを見ることができます。今回のモデルに搭載されている各パーツはLEDを取り付けているため、デザイン的にも楽しむことができるようになっています。
本体上部には電源ポートとダストフィルターが取り付けられています。フィルターが取り付けられているのは珍しいですね。マグネットでくっついているだけなので簡単に取り外して掃除できるのも良心的です。
底面には4箇所にインシュレーター(滑り止め)が装着されています。インシュレーターはPCが動作することによって生じる微振動を抑制するための部品で、優れた静音性を実現します。このモデルの場合はインシュレーターというよりも滑り止めと思ったほうが良いですね。
底面にはホコリの侵入を防ぐためのダストフィルターが装着されています。フィルターはマグネットで本体にくっついているだけなので取り外しが簡単です。
- 上面:
- USB 3.0 x 2
- マイク入力 x 1
- ヘッドホン出力 x 1
- 背面:
- USB 3.0 x 2
- USB 2.0 x 2
- USB-C x 1
- LAN x 1
- マイク入力 x 1
- ラインイン x 1
- ラインアウト x 1
- 背面グラボ:
- HDMI x 1
- DisplayPort x 3
PC内部へのアクセス方法
「NEXTGEAR JG-A7G7S」を掃除したり中のパーツを交換するときは本体背面右側にある2つのビスを緩めることで内部にアクセスすることができます。ガラスパネルの部分が開きます。
BTOメーカーによってはパーツを交換することで保証が受けられなくなりますが、保証期間が終了したあとであれば問題ありません。マウスコンピューターはパーツを購入時の状態に戻すことで保証期間内であれば再び保証が受けられます。詳しくは標準製品保証規定をご確認ください。
次のような場合及び事項については、保証期間内であっても保証の適用外とします。なお、保証適用外の事由によって生じた製品の修理に関しては、理由の如何にかかわらず有償となります。
マウスコンピューター 標準製品保証規定
- (1) お客様又は第三者の故意、過失又は不適切な行為(分解・改造等)に起因して生じた故障又は損傷
- (10) 増設部品の接触不良、設定の誤り、改造、弊社サポートスタッフの指示によらないBIOSアップデート、オーバークロック等の動作を行ったことによる故障又は損傷
- (12) 製品の基幹構成部品(マザーボード、CPU、ケース、電源及びACアダプター等)が、工場出荷時もしくは販売店でのご購入時の構成と異なる場合
「NEXTGEAR JG-A7G7S」のゲーム性能
「NEXTGEAR JG-A7G7S」は実際のゲームでどれくらい快適なのか検証します。各ゲームの快適度目安は「ストーリー重視」と「競技系」に分けます。
ストーリーやアクションを重視するゲームでの目標値(例:サイバーパンク2077等)
ストーリー系ゲームの目安 | |
---|---|
100FPS~ | 非常に快適 |
60~99FPS | とても快適 |
30~59FPS | 重たい |
~30FPS | 動作困難 |
FPSやMOBA等の競技性の高いゲームでの目標値(例:Apex LegendsやVALORANT等)
FPS系ゲームの目安 | |
---|---|
240FPS~ | 非常に快適 |
144~239FPS | とても快適 |
100~143FPS | 快適 |
60~99FPS | 普通 |
~60FPS | 性能不足 |
サイバーパンク2077
ベンチマークモードで計測
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均144.1fps |
WQHD | 平均104.9fps |
4K | 平均49.7fps |
ウルトラ:レイトレーシング | |
FHD | 平均66.7fps |
WQHD | 平均42fps |
4K | 平均19.4fps |
ウルトラ:レイトレーシング(DLSS) | |
FHD | 平均98.8fps |
WQHD | 平均86.5fps |
4K | 平均58fps |
クスノキ
サイバーパンク2077は「NEXTGEAR JG-A7G7S」の場合WQHDならウルトラ設定でも快適に遊べます。レイトレーシングはDLSSを使えばWQHDはとても、4Kも何とか快適ですが場面によって厳しいといった具合です。純粋なウルトラ+レイトレーシングはフルHDがやっとですね。
Starfield(スターフィールド)
スターフィールドにはベンチマークモードがないので惑星「ジェミソン」の都市「ニューアトランティス」で負荷テストをします。NPCの数が多くテストごとに多少の誤差がある点についてはご理解ください。
画質プリセットにさらに高負荷の「ウルトラ」がありますが負荷が高すぎるので検証には用いていません。
高 | |
---|---|
FHD | 平均92.3fps |
WQHD | 平均99.7fps |
4K | 平均77.7fps |
クスノキ
スターフィールドは「NEXTGEAR JG-A7G7S」の場合4Kでも比較的快適に遊べそうです。場面によってフレームレートの落ち込みが激しいゲームですがそれを加味してもWQHDなら基本的にどこでも大丈夫そうですね。4Kも多くの場面で問題ありません。
Forza MotorSport
ベンチマークモードで計測
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均121fps |
WQHD | 平均106fps |
4K | 平均76fps |
ウルトラ(DLSS: オート) | |
FHD | 平均123fps |
WQHD | 平均112fps |
4K | 平均92fps |
クスノキ
Forza MotorSportは「NEXTGEAR JG-A7G7S」の場合4Kでも60fps以上で推移するので快適に遊べますね。
FF14:暁月のフィナーレ
ベンチマークモードで計測
最高品質 | |
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FHD | 平均184fps |
WQHD | 平均135fps |
4K | 平均62fps |
【競技系】Apex Legends
射撃訓練場でバンガロールを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
グラフィック設定 | |
---|---|
アンチエイリアス | TSAA |
テクスチャストリーミング割当 | 極 |
テクスチャフィルタリング | 異方性16x |
アンビエントオクルージョン品質 | 高 |
サンシャドウ範囲 | 高 |
サンシャドウディテール | 高 |
スポットシャドウディテール | 最高 |
空間光 | 有効 |
ダイナミックススポットシャドウ | 有効 |
モデルディテール | 高 |
エフェクトディテール | 高 |
衝撃マーク | 高 |
ラグドール | 中 |
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均280.5fps |
WQHD | 平均227.9fps |
4K | 平均150.9fps |
PC版Apex Legendsはデフォルトで144FPS上限に設定されているので起動オプションから「+fps_max unlimited」を設定した状態で検証しています。
クスノキ
Apex Legendsは「NEXTGEAR JG-A7G7S」ならフルHDで240fps以上で安定しますね。画質設定を落とせばWQHDでも安定しそうです。360fps安定は画質を高いままでは無理でした。
【競技系】VALORANT
トレーニングエリアでジェットを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
グラフィック設定 | |
---|---|
マルチスレッドレンダリング | オン |
マテリアル | 高 |
テクスチャー | 高 |
ディテール | 高 |
UI | 高 |
ビネット | オン |
VSync | オフ |
アンチエイリアス | FXAA |
異方性フィルタリング | 16x |
明瞭度を上げる | オフ |
シャープネスの動的補正 | オフ |
ブルーム | オン |
ディストーション | オン |
キャストシャドウ | オン |
ウルトラ | |
---|---|
FHD | – |
WQHD | – |
4K | 平均389.4fps |
クスノキ
VALORANTはもちろん快適です。
【競技系】オーバーウォッチ2
練習場でソジョーンを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
エピック | |
---|---|
FHD | 平均328.6fps |
WQHD | 平均243.2fps |
4K | 平均204.9fps |
クスノキ
オーバーウォッチ2は「NEXTGEAR JG-A7G7S」ならどの解像度でも快適ですね。
【競技系】ストリートファイター6
ベンチマークモードで計測
HIGHEST | |
---|---|
FHD | – |
WQHD | – |
4K | 平均59.98fps |
ストリートファイター6はバトル時のフレームレートが60を上限に作られています。
クスノキ
ストリートファイター6は「NEXTGEAR JG-A7G7S」の場合どの解像度でも快適に楽しめますね。
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の各種ベンチマークスコア
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の性能を定量的に評価するために主要なベンチマークテストを行います。
CPU性能
CINEBENCH 2024
CinebenchはCPUの処理性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトで、複雑なCGをCPUの処理だけで描画し、その結果を数値化し各CPUと比較するためのソフト。対象のCPUがどれくらいの性能を持っているかを正しく評価することができます。
CINEBENCH 2024 | |
---|---|
マルチコア | 1,057 |
シングルコア | 114 |
CPU | マルチコア | シングルコア | コア | スレッド | 定格 | 最大 |
---|---|---|---|---|---|---|
Intel Core i9-14900K | 2,211 | 139 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
AMD Ryzen 9 7950X | 2,185 | 125 | 16 | 32 | 4.5GHz | 5.7GHz |
Intel Core i9-13900KS | 2,156 | 135 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
Intel Core i9-13900K | 2,140 | 131 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
AMD Ryzen 9 7950X3D | 2,117 | 121 | 16 | 32 | 4.2GHz | 5.7GHz |
Intel Core i7-14700K | 2,021 | 131 | 20 | 28 | 3.4GHz | 5.6GHz |
AMD Ryzen 9 7900X | 1,629 | 118 | 12 | 24 | 4.7GHz | 5.6GHz |
Intel Core i7-13700K | 1,608 | 129 | 16 | 24 | 3.4GHz | 5.4GHz |
AMD Ryzen 9 7900X3D | 1,596 | 122 | 12 | 24 | 4.4GHz | 5.6GHz |
Intel Core i9-12900K | 1,582 | 126 | 16 | 24 | 3.2GHz | 5.2GHz |
AMD Ryzen 9 5950X | 1,494 | 98 | 16 | 32 | 3.4GHz | 4.9GHz |
Intel Core i5-14600K | 1,388 | 124 | 14 | 20 | 3.5GHz | 5.3GHz |
AMD Ryzen 9 3950X | 1,325 | 72 | 16 | 32 | 3.5GHz | 4.7GHz |
Intel Core i5-13600K | 1,255 | 115 | 14 | 20 | 3.5GHz | 5.2GHz |
AMD Ryzen 9 5900X | 1,189 | 97 | 12 | 24 | 3.7GHz | 4.8GHz |
Intel Core i7-12700K | 1,169 | 114 | 12 | 20 | 3.6GHz | 5.0GHz |
AMD Ryzen 9 3900XT | 1,074 | 79 | 12 | 24 | 3.8GHz | 4.7GHz |
AMD Ryzen 7 7700X | 1,070 | 116 | 8 | 16 | 4.5GHz | 5.4GHz |
AMD Ryzen 9 3900X | 1,068 | 78 | 12 | 24 | 3.8GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 5 7600X | 921 | 115 | 6 | 12 | 4.7GHz | 5.3GHz |
Intel Core i5-13400F | 873 | 97 | 10 | 16 | 2.5GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 7 5800X | 861 | 98 | 8 | 16 | 3.8GHz | 4.7GHz |
Intel Core i5-12600K | 822 | 95 | 10 | 16 | 3.7GHz | 4.9GHz |
AMD Ryzen 7 3800X | 731 | 78 | 8 | 16 | 3.9GHz | 4.5GHz |
AMD Ryzen 7 3700X | 708 | 76 | 8 | 16 | 3.6GHz | 4.4GHz |
Intel Core i5-12400 | 701 | 102 | 6 | 12 | 2.5GHz | 4.4GHz |
AMD Ryzen 5 5600X | 668 | 96 | 6 | 12 | 3.7GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 5 5600 | 642 | 85 | 6 | 12 | 3.5GHz | 4.4GHz |
GPU性能
3D Mark
3D MarkはPCのグラフィック性能を定量的に評価するためのベンチマークソフト。3D Markにはいくつかのテスト方式がありますが、ここでは特にゲーミングPCとしての性能を評価する「TimeSpy」と「FireStrike」を用います。
ベンチマーク | スコア | 画像 |
---|---|---|
TimeSpy | 18,591 | |
FireStrike | 39,246 |
ストレージ性能
ストレージ情報
SSDはMICRONの「MICRON 2400」(1TB)が搭載されていました。
Crystal Disk Mark 8
Crystal Disk Markは記憶ストレージの読込速度や書込速度がどれくらいであるかを評価するためのベンチマークソフトです。テスト用のデータを対象のデバイスに読み書きさせ、一定時間内にどれくらいの速度で処理をこなせるかを計測します。
テストはデフォルトの1GiBに加えて最大負荷の64GiBも計測し、速度と応答時間を計測します。
1GiB | 64 GiB | |
---|---|---|
シーケンシャル 読み込み速度 | 4685MB/s | 4708MB/s |
シーケンシャル 書き込み速度 | 3620MB/s | 3611MB/s |
ランダムアクセス 読み込み速度 | 66.7MB/s | 39.9MB/s |
ランダムアクセス 書き込み速度 | 251MB/s | 190MB/s |
「NEXTGEAR JG-A7G7S」に搭載されているSSDはシーケンシャル読み込み速度が4,600MB/sを超えており多くの用途でストレスのない速度を実現しています。シーケンシャル書き込み速度は約3,620MB/sで、こちらも十分な速度が計測されました。
負荷の異なる1GiBと64GiBではランダムアクセスの読み込み性能には差があることが確認できます。
ゲームの読み込み時間(FF14)
FF14のベンチマークテストでゲームのロード時間がどれくらいであるかを計測します。データはベンチマーク終了時に生成されるログファイルから読み取ります。
設定はフルHD、フルスクリーン、画質設定は「最高品質」で行います。
FF14のベンチマークは黄金のレガシーを採用しています。一部暁月のフィナーレの頃のものがあります。参考にならない点もありますが、ご了承ください。
デバイス名 | ロード時間 |
---|---|
G-Tune FZ-I7G8S | 6.746秒 |
G-Tune FZ-I7G7A | 7.064秒 |
G-Tune DG-I7G7S | 7.814秒(暁月版) |
G-Tune DG-A7G7S | 7.939秒 |
NEXTGEAR JG-A7G7S | 8.038秒 |
NEXTGEAR JG-A5G60 | 13.824秒 |
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の静音性
快適なデスク環境を構築する上でPCの動作音は無視できません。ゲーミングPCは一般的なPCと比較すると動作音が気になることが多いので、参考までにどれくらいの動作音なのか検証します。
検証はPCケースの正面から30cmのところにデジタル騒音計を置き、場面別にどれくらいの動作音が生じているかを確認します。デジタル騒音計はサンワダイレクトのものを使用しており、測定精度は±1.5dBです。
今回検証した動作音はPCから30cmの距離による数値なので実際に感じるものとは異なる点に留意してください。
当サイトの検証方法の場合PCの騒音は35dB(A)を下回ると静かな部類、36~40辺りが普通、それ以上はうるさいです。
シャットダウン | YouTube再生中 | FF14ベンチ実行時 | サイバーパンク2077ベンチ実行時 |
---|---|---|---|
30.5dB | 42.2dB | 43.8dB | 45.5dB |
筆者の感覚では「NEXTGEAR JG-A7G7S」は気になるほどうるさくないはないけれど決して静かでもないという印象でした。ややうるさい寄りです。明らかにうるさいケースと比べると静かな部類です。マウスコンピューターの他のケースと比較しても中間ですね。
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の消費電力
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の消費電力をコンセント経由で計測して月々の電気代がどれくらいになるかを計算します。
アイドル時 | CINEBENCH 2024実行時 | 3DMark Timespy実行時 | サイバーパンク2077ベンチ実行時 |
---|---|---|---|
約71.6W | 約163W | 約340W | 348W |
「NEXTGEAR JG-A7G7S」は「Ryzen 7 7700」と「NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER」で構成されるPCですが、この組み合わせの消費電力は多い場合でも約350Wでした。
- 1日2時間ゲームをする場合:約790円
- 1日4時間ゲームをする場合:約1,580円
- 1日8時間ゲームをする場合:約3,160円
- 1日2時間ネットサーフィン+2時間ゲーム:約950円
※記事公開時点での東京電力をもとに計算しています
おわりに
「NEXTGEAR JG-A7G7S」の性能を様々なゲームやベンチマークで検証しました。約27万円のゲーミングPCであらゆるゲームがフルHDでとても快適、WQHDでも概ね快適です。4Kはタイトルによるものの基本的には厳しそうです。ただし、DLSSを使うことでWQHDも4Kも実用レベルまで性能が向上します。
フルHDで遊ぶだけで十分なのであれば「NEXTGEAR JG-A7G6T」のようなより安価なゲーミングPCの方がおすすめですが、競技性の高いゲームは144FPS、240FPSといったより高いフレームレートが出せることが重要です。それらを実現できるのはこの辺りの価格帯からなので用途によって見定める必要がありますね。
144FPS以上必要なら必要、競技タイトルでも60FPSで十分なら10万円台のもので良いです。15万円以下は快適に遊べる期間が短く、端的に言えば性能不足なので安価なものを買う場合も15~20万円は用意しましょう。
以上マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7G7S」のレビューでした。