こんばんは、クスノキです。
マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune DG-A7G7S」をレビューします。
レビューに使用した「G-Tune DG-A7G7S」はマウスコンピューターよりお借りしたものです。
※記載内容は2024年8月のレビュー記事公開時点のものであり、製品の仕様及び販売価格は、変更される可能性があります。
目次
「G-Tune DG-A7G7S」:一問一答
Q:「G-Tune DG-A7G7S」のCPUとグラボは何?
CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER(GDDR6 12GB) |
Q:「G-Tune DG-A7G7S」は快適にゲームができる?
ほぼすべてのゲームがWQHDでとても快適に遊ぶことができます。Apexやオーバーウォッチ2といった競技性の高いゲームでもWQHDで240FPS以上で安定するので本格的に環境を整えたい方にもおすすめできる性能です。
ヘビー級のゲームは4K60FPS以上で安定するにはやや性能不足ですが、DLSSやグラフィック設定を下げることで4Kでも快適に遊ぶことができます。
レイトレーシングはWQHDまでは快適に、4KはDLSS利用時でもフレームレートの落ち込みが気になる場面があります。
総合的には非常に快適に遊べるバランス型。「G-Tune DG-I7G7S」に並ぶ2024年の大定番だと言えます。
Q:「G-Tune DG-A7G7S」の値段は?
「G-Tune DG-A7G7S」はレビュー時点で339,900円で販売されています。マウスコンピューターでは36回まで金利0の分割払いに対応しています。
回数 | 負担金額 |
---|---|
一括 | ¥339,900 |
12回 | ¥28,325/月 |
24回 | ¥14,162/月 |
36回 | ¥9,441/月 |
「G-Tune DG-A7G7S」のスペック(仕様)
CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
---|---|
CPUクーラー | 水冷クーラー 240mmラジエーター |
メモリ(RAM) | DDR5-5200 32GB(16GBx2)※ |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER(GDDR6 12GB) (Displayportx3, HDMIx1) |
SSD | 1TB(NVMe M.2 Gen4x4) ※ |
HDD | – ※ |
電源 | 750W(80PLUS BRONZE) ※ |
マザーボード | AMD A620 |
光学ドライブ | – |
無線LAN | – |
寸法 (幅x奥行きx高さ) | 189 x 396 x 390mm, 11.1kg |
OS | Windows 11 Home 64bit ※ |
価格 | ¥339,900[税込]~ |
「G-Tune DG-A7G7S」の外観・デザイン
外観
「G-Tune DG-A7G7S」のPCケースの正面にはG-Tuneのロゴが刻印されており、電源ボタンは正面右上に位置しています。
底面には4箇所にインシュレーターが装着されています。インシュレーターはPCが動作することによって生じる微振動を抑制するための部品で、優れた静音性を実現します。
加えて底面にはホコリの侵入を防ぐためのダストフィルターが装着されています。
- 上面:
- USB 3.0 x 2
- マイク入力 x 1
- ヘッドホン出力 x 1
- 背面:
- USB 3.0 x 2
- USB 2.0 x 2
- USB-C x 1
- LAN x 1
- マイク入力 x 1
- ラインイン x 1
- ラインアウト x 1
- 背面グラボ:
- HDMI x 1
- DisplayPort x 3
PC内部へのアクセス方法
「G-Tune DG-A7G7S」を掃除したり中のパーツを交換するときは本体左側面にある2つのビスを緩めることで内部にアクセスすることができます。
BTOメーカーによってはパーツを交換することで保証が受けられなくなりますが、保証期間が終了したあとであれば問題ありません。マウスコンピューターはパーツを購入時の状態に戻すことで保証期間内であれば再び保証が受けられます。詳しくは標準製品保証規定をご確認ください。
次のような場合及び事項については、保証期間内であっても保証の適用外とします。なお、保証適用外の事由によって生じた製品の修理に関しては、理由の如何にかかわらず有償となります。
マウスコンピューター 標準製品保証規定
- (1) お客様又は第三者の故意、過失又は不適切な行為(分解・改造等)に起因して生じた故障又は損傷
- (10) 増設部品の接触不良、設定の誤り、改造、弊社サポートスタッフの指示によらないBIOSアップデート、オーバークロック等の動作を行ったことによる故障又は損傷
- (12) 製品の基幹構成部品(マザーボード、CPU、ケース、電源及びACアダプター等)が、工場出荷時もしくは販売店でのご購入時の構成と異なる場合
「G-Tune DG-A7G7S」のゲーム性能
「G-Tune DG-A7G7S」は実際のゲームでどれくらい快適なのか検証します。各ゲームの快適度目安は「ストーリー重視」と「競技系」に分けます。
ストーリーやアクションを重視するゲームでの目標値(例:サイバーパンク2077等)
ストーリー系ゲームの目安 | |
---|---|
100FPS~ | 非常に快適 |
60~99FPS | とても快適 |
30~59FPS | 重たい |
~30FPS | 動作困難 |
FPSやMOBA等の競技性の高いゲームでの目標値(例:Apex LegendsやVALORANT等)
FPS系ゲームの目安 | |
---|---|
240FPS~ | 非常に快適 |
144~239FPS | とても快適 |
100~143FPS | 快適 |
60~99FPS | 普通 |
~60FPS | 性能不足 |
サイバーパンク2077
ベンチマークモードで計測
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均155.5fps |
WQHD | 平均104.7fps |
4K | 平均45.5fps |
ウルトラ:レイトレーシング | |
FHD | 平均66fps |
WQHD | 平均41.2fps |
4K | 平均19.2fps |
ウルトラ:レイトレーシング(DLSS) | |
FHD | 平均109.9fps |
WQHD | 平均89.9fps |
4K | 平均58.8fps |
クスノキ
サイバーパンク2077は「G-Tune DG-A7G7S」の場合WQHDならウルトラ設定でも快適に遊べます。レイトレーシングはDLSSを使えばWQHDはとても快適、4Kも何とか快適ですが場面によって厳しいといった具合です。純粋なウルトラ+レイトレーシングはフルHDがやっとですね。
Starfield(スターフィールド)
スターフィールドにはベンチマークモードがないので惑星「ジェミソン」の都市「ニューアトランティス」で負荷テストをします。NPCの数が多くテストごとに多少の誤差がある点についてはご理解ください。
画質プリセットにさらに高負荷の「ウルトラ」がありますが負荷が高すぎるので検証には用いていません。
高 | |
---|---|
FHD | 平均120fps |
WQHD | 平均106fps |
4K | 平均75.4fps |
クスノキ
スターフィールドは「G-Tune DG-A7G7S」の場合4Kでも比較的快適に遊べそうです。場面によってフレームレートの落ち込みが激しいゲームですがそれを加味してもWQHDなら基本的にどこでも大丈夫そうですね。4Kも多くの場面で問題ありません。
Forza MotorSport
ベンチマークモードで計測
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均118fps |
WQHD | 平均103fps |
4K | 平均75fps |
ウルトラ(DLSS: オート) | |
FHD | – |
WQHD | – |
4K | – |
クスノキ
Forza MotorSportは「G-Tune DG-A7G7S」の場合4Kでも60fps以上で推移するので快適に遊べますね。
FF14:暁月のフィナーレ
ベンチマークモードで計測
最高品質 | |
---|---|
FHD | 平均215fps |
WQHD | 平均149fps |
4K | 平均72fps |
【競技系】Apex Legends
射撃訓練場でバンガロールを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
グラフィック設定 | |
---|---|
アンチエイリアス | TSAA |
テクスチャストリーミング割当 | 極 |
テクスチャフィルタリング | 異方性16x |
アンビエントオクルージョン品質 | 高 |
サンシャドウ範囲 | 高 |
サンシャドウディテール | 高 |
スポットシャドウディテール | 最高 |
空間光 | 有効 |
ダイナミックススポットシャドウ | 有効 |
モデルディテール | 高 |
エフェクトディテール | 高 |
衝撃マーク | 高 |
ラグドール | 中 |
ウルトラ | |
---|---|
FHD | 平均282.1fps |
WQHD | 平均242.9fps |
4K | 平均148.6fps |
PC版Apex Legendsはデフォルトで144FPS上限に設定されているので起動オプションから「+fps_max unlimited」を設定した状態で検証しています。
クスノキ
Apex Legendsは「G-Tune DG-A7G7S」ならWQHDで240fps前後で安定しますね。画質設定を落とせばWQHDでもかなり安定しそうです。360fps安定は画質を高いままでは無理でした。
【競技系】VALORANT
トレーニングエリアでジェットを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
グラフィック設定 | |
---|---|
マルチスレッドレンダリング | オン |
マテリアル | 高 |
テクスチャー | 高 |
ディテール | 高 |
UI | 高 |
ビネット | オン |
VSync | オフ |
アンチエイリアス | FXAA |
異方性フィルタリング | 16x |
明瞭度を上げる | オフ |
シャープネスの動的補正 | オフ |
ブルーム | オン |
ディストーション | オン |
キャストシャドウ | オン |
ウルトラ | |
---|---|
FHD | – |
WQHD | – |
4K | 平均460.8fps |
クスノキ
VALORANTはもちろん快適です。
【競技系】オーバーウォッチ2
練習場でソジョーンを選択し、好きなように動いたときの平均フレームレートを結果とする
エピック | |
---|---|
FHD | 平均328.6fps |
WQHD | 平均243.2fps |
4K | 平均204.9fps |
クスノキ
オーバーウォッチ2は「G-Tune DG-A7G7S」ならどの解像度でも快適ですね。
【競技系】ストリートファイター6
ベンチマークモードで計測
HIGHEST | |
---|---|
FHD | – |
WQHD | – |
4K | 平均59.79fps |
ストリートファイター6はバトル時のフレームレートが60を上限に作られています。
クスノキ
ストリートファイター6は「G-Tune DG-A7G7S」の場合どの解像度でも快適に楽しめますね。
「G-Tune DG-A7G7S」の各種ベンチマークスコア
「G-Tune DG-A7G7S」の性能を定量的に評価するために主要なベンチマークテストを行います。
CPU性能
CINEBENCH 2024
CinebenchはCPUの処理性能を定量的に評価するためのベンチマークソフトで、複雑なCGをCPUの処理だけで描画し、その結果を数値化し各CPUと比較するためのソフト。対象のCPUがどれくらいの性能を持っているかを正しく評価することができます。
CINEBENCH 2024 | |
---|---|
マルチコア | 1,025 |
シングルコア | 110 |
CPU | マルチコア | シングルコア | コア | スレッド | 定格 | 最大 |
---|---|---|---|---|---|---|
Intel Core i9-14900K | 2,211 | 139 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
AMD Ryzen 9 7950X | 2,185 | 125 | 16 | 32 | 4.5GHz | 5.7GHz |
Intel Core i9-13900KS | 2,156 | 135 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
Intel Core i9-13900K | 2,140 | 131 | 24 | 32 | 3.2GHz | 6.0GHz |
AMD Ryzen 9 7950X3D | 2,117 | 121 | 16 | 32 | 4.2GHz | 5.7GHz |
Intel Core i7-14700K | 2,021 | 131 | 20 | 28 | 3.4GHz | 5.6GHz |
AMD Ryzen 9 7900X | 1,629 | 118 | 12 | 24 | 4.7GHz | 5.6GHz |
Intel Core i7-13700K | 1,608 | 129 | 16 | 24 | 3.4GHz | 5.4GHz |
AMD Ryzen 9 7900X3D | 1,596 | 122 | 12 | 24 | 4.4GHz | 5.6GHz |
Intel Core i9-12900K | 1,582 | 126 | 16 | 24 | 3.2GHz | 5.2GHz |
AMD Ryzen 9 5950X | 1,494 | 98 | 16 | 32 | 3.4GHz | 4.9GHz |
Intel Core i5-14600K | 1,388 | 124 | 14 | 20 | 3.5GHz | 5.3GHz |
AMD Ryzen 9 3950X | 1,325 | 72 | 16 | 32 | 3.5GHz | 4.7GHz |
Intel Core i5-13600K | 1,255 | 115 | 14 | 20 | 3.5GHz | 5.2GHz |
AMD Ryzen 9 5900X | 1,189 | 97 | 12 | 24 | 3.7GHz | 4.8GHz |
Intel Core i7-12700K | 1,169 | 114 | 12 | 20 | 3.6GHz | 5.0GHz |
AMD Ryzen 9 3900XT | 1,074 | 79 | 12 | 24 | 3.8GHz | 4.7GHz |
AMD Ryzen 7 7700X | 1,070 | 116 | 8 | 16 | 4.5GHz | 5.4GHz |
AMD Ryzen 9 3900X | 1,068 | 78 | 12 | 24 | 3.8GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 5 7600X | 921 | 115 | 6 | 12 | 4.7GHz | 5.3GHz |
Intel Core i5-13400F | 873 | 97 | 10 | 16 | 2.5GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 7 5800X | 861 | 98 | 8 | 16 | 3.8GHz | 4.7GHz |
Intel Core i5-12600K | 822 | 95 | 10 | 16 | 3.7GHz | 4.9GHz |
AMD Ryzen 7 3800X | 731 | 78 | 8 | 16 | 3.9GHz | 4.5GHz |
AMD Ryzen 7 3700X | 708 | 76 | 8 | 16 | 3.6GHz | 4.4GHz |
Intel Core i5-12400 | 701 | 102 | 6 | 12 | 2.5GHz | 4.4GHz |
AMD Ryzen 5 5600X | 668 | 96 | 6 | 12 | 3.7GHz | 4.6GHz |
AMD Ryzen 5 5600 | 642 | 85 | 6 | 12 | 3.5GHz | 4.4GHz |
GPU性能
3D Mark
3D MarkはPCのグラフィック性能を定量的に評価するためのベンチマークソフト。3D Markにはいくつかのテスト方式がありますが、ここでは特にゲーミングPCとしての性能を評価する「TimeSpy」と「FireStrike」を用います。
ベンチマーク | スコア | 画像 |
---|---|---|
TimeSpy | 18,549 | |
FireStrike | 39,596 |
ストレージ性能
ストレージ情報
SSDはADATAの「LEGEND 850 LITE」(1TB)が搭載されていました。
Crystal Disk Mark 8
Crystal Disk Markは記憶ストレージの読込速度や書込速度がどれくらいであるかを評価するためのベンチマークソフトです。テスト用のデータを対象のデバイスに読み書きさせ、一定時間内にどれくらいの速度で処理をこなせるかを計測します。
テストはデフォルトの1GiBに加えて最大負荷の64GiBも計測し、速度と応答時間を計測します。
1GiB | 64 GiB | |
---|---|---|
シーケンシャル 読み込み速度 | 5263MB/s | 5094MB/s |
シーケンシャル 書き込み速度 | 3849MB/s | 3780MB/s |
ランダムアクセス 読み込み速度 | 71.45MB/s | 46.94MB/s |
ランダムアクセス 書き込み速度 | 279MB/s | 205MB/s |
「G-Tune DG-A7G7S」に搭載されているSSDはシーケンシャル読み込み速度が5,000MB/sを超えており多くの用途でストレスのない速度を実現しています。シーケンシャル書き込み速度は約3,800MB/sで、こちらも十分な速度が計測されました。
負荷の異なる1GiBと64GiBではランダムアクセスの読み込み性能には差があることが確認できます。
ゲームの読み込み時間(FF14)
FF14のベンチマークテストでゲームのロード時間がどれくらいであるかを計測します。データはベンチマーク終了時に生成されるログファイルから読み取ります。
設定はフルHD、フルスクリーン、画質設定は「最高品質」で行います。
FF14のベンチマークは黄金のレガシーを採用しています。一部暁月のフィナーレの頃のものがあります。参考にならない点もありますが、ご了承ください。
デバイス名 | ロード時間 |
---|---|
G-Tune FZ-I7G8S | 6.746秒 |
G-Tune FZ-I7G7A | 7.064秒 |
G-Tune DG-I7G7S | 7.814秒(暁月版) |
G-Tune DG-A7G7S | 7.939秒 |
NEXTGEAR JG-A7G7S | 8.038秒 |
NEXTGEAR JG-A5G60 | 13.824秒 |
「G-Tune DG-A7G7S」の静音性
快適なデスク環境を構築する上でPCの動作音は無視できません。ゲーミングPCは一般的なPCと比較すると動作音が気になることが多いので、参考までにどれくらいの動作音なのか検証します。
検証はPCケースの正面から30cmのところにデジタル騒音計を置き、場面別にどれくらいの動作音が生じているかを確認します。デジタル騒音計はサンワダイレクトのものを使用しており、測定精度は±1.5dBです。
今回検証した動作音はPCから30cmの距離による数値なので実際に感じるものとは異なる点に留意してください。
当サイトの検証方法の場合PCの騒音は35dB(A)を下回ると静かな部類、36~40辺りが普通、それ以上は気になります。
シャットダウン | YouTube再生中 | FF14ベンチ実行時 | サイバーパンク2077ベンチ実行時 | Timespy実行時 |
---|---|---|---|---|
31.8dB | 38dB | 44.8dB | 47.6dB | 49dB |
筆者の感覚では「G-Tune DG-A7G7S」はどちらかといえばうるさい部類に感じました。マウスのDGシリーズに採用されているPCケースは比較的静音性に優れていますが、今回のスペックの組み合わせではファンの音が気になる場面が多かったです。
アイドリング時は十分に静かですが、ゲームプレイ時のように高い負荷がかかる場面ではファンの音が気になるかもしれません。ただし、他のゲーミングPCと比較すると普通で、最近はどれもこれくらいの音がします。できるだけ静かなゲーミングPCを求める場合は静音性に優れているPCケースで自作するなりケースを載せ替えるな彫りする対策が必要です。
「G-Tune DG-A7G7S」の消費電力
「G-Tune DG-A7G7S」の消費電力をコンセント経由で計測して月々の電気代がどれくらいになるかを計算します。
アイドル時 | CINEBENCH 2024実行時 | 3DMark Timespy実行時 | サイバーパンク2077ベンチ実行時 |
---|---|---|---|
約83W | 約120W | 約310W | 約343W |
「G-Tune DG-A7G7S」は「Ryzen 7 7800X3D」と「NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER」で構成されるPCですが、この組み合わせの消費電力は多い場合でも約350Wでした。
- 1日2時間ゲームをする場合:約775円
- 1日4時間ゲームをする場合:約1,550円
- 1日8時間ゲームをする場合:約3,100円
- 1日2時間ネットサーフィン+2時間ゲーム:約1,000円
※記事公開時点での東京電力をもとに計算しています
おわりに
「G-Tune DG-A7G7S」の性能を様々なゲームやベンチマークで検証しました。約34万円のゲーミングPCであらゆるゲームがフルHDでとても快適、WQHDでも概ね快適です。4Kはタイトルによるものの基本的には厳しそうです。ただし、DLSSを使うことでWQHDも4Kも実用レベルまで性能が向上します。
競技系のゲームではWQHDで240FPS以上で安定するタイトルが多いため本格的に環境を整えたい方にもおすすめできます。
総合的には「G-Tune DG-I7G7S」に並ぶ2024年の大定番PCです。この性能帯であれば快適に使える期間も長いのでとりあえず何も条件を聞かずに進めるなら「G-Tune DG-A7G7S」か「G-Tune DG-I7G7S」をおすすめしたいです。
以上マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune DG-A7G7S」のレビューでした。