こんばんは、クスノキです。
今回はCPU、特にIntel製CPUの品番末尾にあるK付きモデルやKF付きモデルの違いについて解説します。
2025年8月におすすめのゲーミングPC
| 製品名 | ![]() NEXTGEAR JG-A7G60 | ![]() G TUNE DG-A7G70 | ![]() G-GEAR GE9A-R251/BH |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 9900X |
| GPU | RTX 5060 | RTX 5070 | RTX 5080 |
| 性能目安 | ✕4K/60FPS △WQHD/60FPS ◯フルHD/144FPS ◯フルHD/60FPS | ✕4K/60FPS △WQHD/60FPS ◯フルHD/144FPS ◯フルHD/60FPS | ◯4K/60FPS ◯WQHD/60FPS ◯フルHD/144FPS ◯フルHD/60FPS |
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目次
CPUの型番の見方
CPUにはIntel製のものとAMD製のものがあります。Intel製のものは例えば「Intel Core i7-14700K」のような名称です。このCoreってなんだ?i7ってなんだ?という点について解説します。
Intel製CPUの型番の見方
- Intel Core i7-14700K
Intel製CPUの命名規則は以下の通りです。噂によるとこの命名規則は今後変更になるようです。
| Intel | メーカー名 |
| Core | ブランド名 |
| i7 | グレード |
| 14700 | 世代&性能(数字が大きいほど高性能) |
| K | CPUの細かな特性 |
今回の例で言えば14700KのKの部分。この末尾にはそのCPUの細かな特性を表すアルファベットがつけられます。このアルファベットが意味するところは下記リストをご覧ください。
| K | オーバークロック可能 |
| F | 内蔵GPU非搭載(グラボ搭載必須) |
| KF | オーバークロック可能&内蔵GPU非搭載(グラボ搭載必須) |
| S | 省電力 |
| T | さらに省電力 |
| U | ノートPC向け省電力 |
| H | ノートPC向け |
| X | 最上級&オーバークロック可能 |
AMD製CPUの型番の見方
- AMD Ryzen 7 9700X
AMD製CPUの命名規則は以下の通りです。噂によるとこの命名規則は今後変更になるようです。
| AMD | メーカー名 |
| Ryzen | ブランド名 |
| 7 | グレード |
| 9700 | 世代&性能(数字が大きいほど高性能) |
| X | CPUの細かな特性 |
9700の一番左の9は世代を表していますが第9世代という意味ではないので注意しましょう。
- 3xxx&4xxx:第3世代
- 5xxxx:第4世代
- 7xxxx:第5世代
- 9xxxx:第6世代
Intel製と最も違うのはAMDのRyzenシリーズは基本的に内蔵GPUが搭載されていません。末尾にGかS以外のモデルを搭載する場合はグラボも絶対に必要になります。
CPUのグレードの違い
PCのCPUはIntel製のものかAMD製のどちらから選びます。どちらのメーカーも性能によって名称が異なるのでこの項ではそれらの違いについてメーカーごとに解説します。
Intel製CPU
Intelの主要なCPUには以下のようなグレードが用意されています。
| グレード | 性能 |
|---|---|
| Core i9 | ハイエンド |
| Core i7 | ハイエンド |
| Core i5 | ミドル |
| Core i3 | エントリー~ミドル |
| Pentium | エントリー |
| Celeron | エントリー |
低価格帯のPCにはPentiumやCeleronが使われるケースが多く、快適なデスクワークやネットサーフィンにはCore i3以上が推奨されます。
ゲーミングPCとして使うのであれば最低でもCore i5以上、推奨されるのはCore i7になります。もちろん予算に余裕があればCore i9が候補に上がりますね。
AMD製CPU
AMDの主要なCPUには以下のようなグレードが用意されています。
| グレード | 性能 |
|---|---|
| Ryzen 9 | ハイエンド |
| Ryzen 7 | ハイエンド |
| Ryzen 5 | ミドル |
| Ryzen 3 | エントリー~ミドル |
| Athlon | エントリー |
Intel CPUの接尾辞KとKFの違い
- Intel Core i7-1◯700K
- Intel Core i7-1◯700KF
さて今回の本題ですが、Intel製のCPUには「Intel Core i7-1◯700K」というモデルや「Intel Core i7-1◯700KF」等がありますが、K付きモデルとKF付きモデルは何が違うのかという点。
上述の通りIntelのK付きモデルはオーバークロック可能モデル。今回の例で言えばどちらもKが付いていますのでどちらもオーバークロックが可能なCPUであることを意味します。
Kの後ろにFが付いているモデルは内蔵グラフィック比搭載モデルを意味するので、「Intel Core i7-1◯700KF」というCPUはオーバークロック可能でかつ、内蔵グラフィックが非搭載のモデルであるということになります。
そのため、KF付きモデルを搭載する場合はグラフィックボードを搭載することが必須になります。
CPUの性能はKなしとK付きでは性能が異なりますが、KとKFに違いはありません。
おわりに
今回はCPUメーカーごとにCPUの型番の見方やグレードの違い、接尾辞の細かな意味について解説しました。
CPU購入時の参考になれば幸いです。




