ASUS VG249Q1A-Jのレビューまとめ

1920×1080(フルHD)解像度、165Hzリフレッシュレートに対応しながら、ELMB Sync機能にも対応する24インチサイズのIPSモニタ「ASUS VG249Q1A-J」のレビューをまとめます。

そのスペックや特徴、そしてユーザーの使用感をまとめて見ていきましょう。

2025年におすすめのゲーミングモニター

製品名
BenQ EX251

ASUS VG27AQ3A

INNOCN 27M2V

BenQ XL2540K
サイズ24.5272724.5
解像度フルHDWQHD4KフルHD
Hz220Hz180Hz160Hz240Hz
パネルIPSIPSIPSTN
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ASUS VG249Q1A-Jの特徴をざっくり

ASUS VG249Q1A-Jの特徴

  • リフレッシュレート165Hzの23.8インチモニター
  • Adaptive Sync技術(AMD FreeSync対応)でティアリングやスタッタリングを軽減
  • 画面のブレやチラつきを抑えるELMB Sync機能

ASUS VG249Q1A-Jがおすすめな人

  • コスパがいい新世代機に買い替えを検討している人
  • 高品質なマルチモニターを探している人
  • ゲームの世界観に没入して楽しみたい人
  • ブレの少ないくっきり画面にこだわりたい人

本記事公開時点でのAmazonカスタマーレビューには計913件の評価が寄せられ、総合評価4.3/5という評価でした。

ASUS VG249Q1A-Jのスペック

モニター名ASUS VG249Q1A-J
寸法393.33 x 541.04 x 173.98mm(HxWxD)
サイズ23.8インチ
パネルIPS
解像度フルHD(1920×1080)
応答速度4ms (GtG)
1ms (MPRT)
リフレッシュレートHDMI:144 Hz
DisplayPort:165Hz
輝度250cd/㎡
コントラスト比1,000:1
視野角178°/178°
表示色約1677万色
色域NTSC 72%
HDCP対応
スピーカー2W × 2
調整機能ティルト:-5°/ 23°
VESA100x100mm
入力端子HDMI x 2
DisplayPort x 1
付属ケーブル電源 / HDMI / DisplayPort
引用:ASUS VG249Q1A-J

ASUS VG249Q1A-Jのレビューまとめ

モニター性能

パネルIPS
解像度フルHD(1920×1080)
リフレッシュレートHDMI:144 Hz
DisplayPort:165Hz

「ASUS VG249Q1A-J」のモニターはIPSパネル。解像度はフルHD(1920×1080)で、リフレッシュレートは165Hzまで対応しています。応答速度は1ms(MPRT)で、AMD FreeSyncにも対応しており、ティアリングやスタッタリングを軽減し、アクション性の強いゲームでも快適にプレイできます。

メリットデメリットおすすめ用途
OLED色の再現度に定評
発色が良い・高コントラスト
視野角が広い
応答速度が速い
画面の焼き付き対策が必要(動的なスクリーンセーバー等)
高価
全般
IPS色の再現度に定評
発色が良い・高コントラスト
視野角が広い
価格が他のパネルと比較して高め
応答速度が遅い(最近は改善傾向)
動画視聴
フォトレタッチ
クリエイティブ作業全般
VA高コントラスト
黒色の表現力に優れる
平均的な視野角(IPS>VA>TN)
応答速度遅い色の再現度が低い動画視聴
TN応答速度が速い
安価
視野角が狭い色の再現度が低いゲーム

ユーザーの口コミからは、「ASUS VG249Q1A-J」が165Hzのリフレッシュレート1msの応答速度、そして発色に優れるIPSパネルという家庭用ゲーミングモニターとして十分なスペックが高く評価されていることが分かります。

「発色が素晴らしい」といった声は多く、自分好みの色合いに細かく調整できる機能を活用しているユーザーが多く見られました。

「ASUS VG249Q1A-J」のパネルは、表面処理としてノングレアが採用されています。

メリットデメリットおすすめ用途
グレア
(光沢)
発色が良いコントラストが高い環境光の映り込みが大きい目が疲れやすい動画・映画視聴ゲーム
ノングレア
(非光沢)
環境光の映り込みが小さい目が疲れにくいコントラストが低い
(グレアと比べて白っぽく見える)
ネットサーフィンデスクワークゲーム
輝度250cd/㎡
コントラスト比1,000:1
表示色約1677万色
色域NTSC 72%

「ASUS VG249Q1A-J」は色域NTSC 72%と、「1,000:1」というコントラスト比による映像表現が特徴のモニター。ゲーミングモニターとしては可もなく不可もなくといったスペックですが、はじめてのゲーミングモニタとして「ASUS VG249Q1A-J」を選んだユーザーからは「ゲーム画面が見違えるほどきれいになった」「映像も文字もクッキリして別物みたい」という口コミを獲得しています。

画面の暗い部分を見やすく自動調節してくれる「Shadow Boost」機能や、画面のブレやチラつきをなくすASUS独自の「ELMB Sync」機能も総じて好評のようです。

デザイン

「ASUS VG249Q1A-J」の本体カラーは、背面やスタンド、ベゼルも含めすべて黒。ベゼルが超薄型な点も「ゲームへの没入感を高めてくれる」という評価を得ている理由のひとつのようです。モニタ下部だけは「ASUS」のロゴ分、ベゼルも少し太くなっています。

モニタ背面はロボットの外装パーツなどを思わせる彫りが入っていて、ややゴテゴテした印象です。電源をはじめとする物理ボタン、各種入出力端子はすべてモニター背面にあります。

スタンド・モニターアーム

ASUS VG249Q1A-J
スタンド機能ティルト:-5°/ 23°
VESA100×100

「ASUS VG249Q1A-J」のスタンドは、ティルト調整機能に対応。また、モニターアームを利用する際に必要なVESAマウントには100×100で対応しています。

モニターの回転機能は搭載されていないので、縦画面モニターとして使用するには別途モニターアームが必要になります。縦画面での使用を検討されている方はご注意ください。

  • チルト:モニターの首を上下に調節する機能のこと
  • スイベル:モニタースタンドを固定した状態でモニターの向きを左右に調整する機能のこと
  • ピボット:モニターを横向きから縦向きに90度回転する機能のこと
  • 高さ調整機能:モニターの高さをスタンドで調整する機能のこと

スピーカー

スピーカー2W × 2

「ASUS VG249Q1A-J」には2Wのスピーカーが2基搭載されていますが、その音質に物足りなさを感じているユーザーの声は少なからずありました。

実際、モニター内蔵のスピーカーに関しては、その期待値がユーザーによって大きく分かれる分野。そのためレビューにもバラつきが見られますが、総じて「ここまでゲームの画質・速度にこだわって音質だけこだわらないのはもったいなさ過ぎる」という理由でユーザーが外部スピーカーの使用を推奨する声が多かった印象でした。

ちなみに「ASUS VG249Q1A-J」には背面にヘッドフォンジャックがあります。モニターに直接ヘッドフォンやイヤホンを挿して使用することも可能です。

モニターのよくある質問

Q:解像度が違うとどう変わるの?

解像度とは画像の密度を示す数値のことです。

はじめて解像度について知ったという方はこの数字が大きいとどうなるのか、小さいとどうなるのかイメージがわかりづらいと思います。画像をご覧ください。

出典:解像度 – Wikipedia

解像度は数字が大きくなると表現できる幅が広がり、なめらかで細かな画像を表示することができるようになります。

主な解像度には以下のようなものがあります。

解像度
(横x縦)
おすすめ用途
HD1280 x 720あまり使われない
フルHD1920 x 1080一般用途全般
動画視聴
ゲーム
WQHD
(QHD)
2560 x 1440ゲーム
デザイン
クリエイティブ作業
4K3840 x 2160映画視聴
ゲーム
デザイン
カラーマネジメント

Q:ゲーミングモニターの解像度はどれがおすすめなの?

基本的にフルHD・WQHD・4Kの中でどれにするかを選ぶことになると思いますが、解像度が大きくなればなるほどPCの要求スペックが高くなることに注意が必要です。

Steamが公開しているハードウェア調査の結果によると2024年時点でSteamを利用しているユーザーの約50%がフルHDのゲーミングモニターを使用しているようです。WQHDが30%、4Kは3%です。

競技系のタイトルをプレイされる方はより高いフレームレートが求められるためフルHDのゲーミングモニターがおすすめです。アクションRPGのような作品を主に楽しむ方はWQHDのゲーミングモニターを視野にいれると良いでしょう。

解像度が高ければ高いほど精細な映像美を楽しむことができますが、高いフレームレートで安定させるには相応のゲーミングPCが必要になるため、現実的にフルHDかWQHDのどちらかがおすすめになります。高性能なゲーミングPCを持っているもしくは購入する予定がある方は4Kゲーミングモニターの購入を検討に入れても良いかも知れません。

Q:リフレッシュレートって何?

リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回更新されるかという指標です。

パラパラ漫画でイメージしてみてください。1秒間に10回しかパラパラとめくられない作品と1秒間に60回めくられる作品。

1秒間に60回めくられるパラパラ漫画の方がより滑らかですよね。これを画面では60Hz(ヘルツ)と表記します。

つまりリフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像体験を得られるということです。

豆知識
  • リフレッシュレート:ハードウェア側の1秒間あたりの更新回数(Hz)
  • フレームレート:ソフトウェア側の1秒間あたりの更新回数(FPS)

Q:ゲーミングモニターにおすすめのサイズは?

ゲーミングモニターに限らずPCモニターは24インチか27インチのどちらかが選ばれる傾向にあります。選ばれやすいこともあり24インチと27インチの製品ラインナップが充実しています。

とりわけeSportsを意識するようなプロ向けモニターは24インチが選ばれることが多いです。

Q:ゲーミングモニターはPC側で設定が必要なの?

ゲーミングモニターは165Hzや240Hzのような高リフレッシュレートに対応するモニターと言い換えることができますが、PC側でリフレッシュレートの設定変更が必要です。

モニターとPCを正しい出力ケーブルで接続したら映像は出力されますが、設定していない状態では60Hz出力のままになっています。

リフレッシュレートの変更はWindowsの設定から「ディスプレイ」→「該当モニターを選択」→「ディスプレイの詳細設定」から変更しましょう。NVIDIAコントロールパネルから「ディスプレイ」→「解像度の変更」から変更しても構いません。

Q:ゲーミングモニターにおすすめのパネルってあるの?

ゲーミングモニターは高リフレッシュレートに対応していることと応答速度が速いことが求められます。

従来パネルによる応答速度の差が大きかったこともあり、ゲーミングモニターならパネルはTNを選ぶことが一般的でした。最近ではパネルによる応答速度の差がかなり縮まっていることから映りの良いIPSパネルのゲーミングモニターが数多く登場するようになりました。

このことからゲーミングモニターはIPSパネルから選ぶことをおすすめしますが、プロ向けに販売されているモニターは依然としてTNパネルが採用しているため、プロ向け環境の構築したい方はTNパネルの本格ゲーミングモニターを選ぶようにしましょう。

おわりに

「ASUS VG249Q1A-J」のスペック、レビューまとめでした。新しいモニターを購入する際の参考になれば幸いです。

2025年4月におすすめのゲーミングPC

製品名
MDL_T5746

NEO5778

NEO5898X3D
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 7800X3DRyzen 7 9800X3D
GPURTX 4060RTX 5070RTX 5080
性能目安✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
✕4K/60FPS
△WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
◯フルHD/60FPS
◯4K/60FPS
◯WQHD/60FPS
◯フルHD/144FPS
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※性能目安は負荷の重いサイバーパンク2077を基準とするもの
◯:設定を落とさず実現可能
△:設定を落とすことで実現可能
✕:実現不可



クスノキ

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