定価約240,000円という非常にパワフルな値段設定に相応しい性能を兼ね備えながら、Light TunerやShadow Phageといったコントラスト調整機能にも柔軟に対応する最高品質の4K HDRモニター「BenQ EX321UX」。
3840×2160(4K)解像度、リフレッシュレート144Hzに対応する31.5インチのIPSゲーミングモニター「BenQ EX321UX」のレビューをまとめます。
そのスペックや特徴、そしてユーザーの使用感をまとめて見ていきましょう。
2025年におすすめのゲーミングモニター
製品名 | ![]() BenQ EX251 | ![]() ASUS VG27AQ3A | ![]() INNOCN 27M2V | ![]() BenQ XL2540K |
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サイズ | 24.5 | 27 | 27 | 24.5 |
解像度 | フルHD | WQHD | 4K | フルHD |
Hz | 220Hz | 180Hz | 160Hz | 240Hz |
パネル | IPS | IPS | IPS | TN |
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目次
BenQ EX321UXの特徴をざっくり
BenQ EX321UXの特徴
- 144Hz対応の4Kゲーミングモニター
- Display HDR 1000対応
- Mini LEDバックライト搭載の量子ドットIPSパネル
- 目の疲労を軽減させるB.I.+機能Gen2に対応
BenQ EX321UXがおすすめな人
- 4K HDRゲーミングモニターの最高品質モデルが欲しい人
- フレームレートにも映像美にも妥協したくない人
- PS5やXbox Series Xのような最新コンシューマー機器で利用したい人
本記事公開時点でのAmazonカスタマーレビューには計18件の評価が寄せられ、総合評価4.5/5という評価でした。
BenQ EX321UXのスペック
モニター名 | BenQ EX321UX |
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寸法 | 598.7 x 714.4 x 306 mm(HxWxD) |
サイズ | 31.5インチ |
パネル | IPS |
解像度 | 4K(3840×2160) |
応答速度 | 1ms |
リフレッシュレート | 144 Hz |
輝度 | 700cd/㎡ 1000cd/㎡(HDR) |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178°/178° |
表示色 | 10.7億色 |
色域 | Adobe RGB 99% P3 99% |
HDCP | 2.3 |
スピーカー | なし |
調整機能 | ティルト:-5°/ 15° スウィベル:15°/ 15° 高さ調整:100mm |
VESA | 100x100mm |
入力端子 | HDMI 2.1(eARC)x 1 HDMI 2.1 x 2 DisplayPort 2.1 x 1 USB-C(65W給電、DisplayPort Alt Mode) x 1 USB-C(Upstreamデータ転送のみ) x 1 USB-C (Downstream)x 1 USB-A (Downstream)x 3 |
付属ケーブル | 電源(1.8m) HDMI 2.1(1.8m) USB Type-C(1.0m) USB Type-A(1.8m) |
BenQ EX321UXのレビューまとめ
モニター性能
パネル | IPS |
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解像度 | 4K(3840×2160) |
リフレッシュレート | 144 Hz |
「BenQ EX321UX」のモニターはIPSパネル。解像度は4K(3840×2160)で、リフレッシュレートはゲーミングモニターでも高めな144Hzに対応しています。
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
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OLED | 色の再現度に定評 発色が良い・高コントラスト 視野角が広い 応答速度が速い | 画面の焼き付き対策が必要(動的なスクリーンセーバー等) 高価 | 全般 |
IPS | 色の再現度に定評 発色が良い・高コントラスト 視野角が広い | 価格が他のパネルと比較して高め 応答速度が遅い(最近は改善傾向) | 動画視聴 フォトレタッチ クリエイティブ作業全般 |
VA | 高コントラスト 黒色の表現力に優れる 平均的な視野角(IPS>VA>TN) | 応答速度遅い色の再現度が低い | 動画視聴 |
TN | 応答速度が速い 安価 | 視野角が狭い色の再現度が低い | ゲーム |
ユーザーからの口コミでは「BenQ EX321UX」がPS5やXbox Series Xといった最新のコンシューマー機でゲームを楽しむためのモニターとしても好評のようです。
中でも最も目立つのは、「公称値通りのリフレッシュレートが安定して出ている」という声。PS5やXbox Series X、Steam Deckなどの最大リフレッシュレートとされる120Hzも、問題なくユーザーからの高い満足感を獲得しているようです。
「ファンタジー」や「SF」、「リアル」といったゲームの雰囲気に合わせたカラー設定のプリセット(カラーモード機能)が用意してある点も、ディスプレイ設定に精通していなくても簡単に好みの色合いを探せる機能として好評のようです。
「BenQ EX321UX」のパネルは、表面処理としてノングレアが採用されています。
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
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グレア (光沢) | 発色が良いコントラストが高い | 環境光の映り込みが大きい目が疲れやすい | 動画・映画視聴ゲーム |
ノングレア (非光沢) | 環境光の映り込みが小さい目が疲れにくい | コントラストが低い (グレアと比べて白っぽく見える) | ネットサーフィンデスクワークゲーム |
輝度 | 700cd/㎡ 1000cd/㎡(HDR) |
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コントラスト比 | 1000:1 |
表示色 | 10.7億色 |
色域 | Adobe RGB 99% P3 99% |
「BenQ EX321UX」は、量子ドットIPSパネルによる圧倒的な色鮮やかさで、表現可能な色域が一般的なIPSパネルモニタよりもぐっと引き上げられているのが特徴のモニター。Mini LEDバックライトを採用しているので明暗のコントラストにも優れます。
「BenQ EX321UX」に関しては、シーンに応じてAIが自動でコントラストを調整してくれるBenQ独自の「Shadow Phage」機能が特に高い評価を得ているようです。「洞窟や屋内のシーンになった時にも見やすい」という声が多く見られました。
周辺光を感知して輝度と色温度を自動調整することによって目の疲労を軽減させる、BenQ独自のアイケア機能「B.I.+ Gen2」も総じて好評のようです。
一方で、「接続機器の起動・再起動時にモニタが映らなくなることがある」「長時間使用していると色ムラが出てくる」などの報告も散見されます。いずれもモニタの電源入れ直しで復帰しているようですが、本記事投稿時点では少し不具合報告件数の多さに不安が残る印象。
不安が残るレビューとしては「特定のカラーモードを選択している際に画面の明暗調整が頻繁に起こりすぎて気になる」というものもあり、今後ファームアップデートで改善される事を期待しているユーザーも少なくないようです。
デザイン
「BenQ EX321UX」本体の特徴は、背面やスタンドは白を基調とし、ベゼル部分は黒といった、どこか白色のPS5を思わせるカラーデザイン。一般的には本体色が黒いモニターが多いこともあって、その特別感あるデザインを求めて購入を決める人もいるようです。
モニター設定用のリモコンも付属しており、設定操作を簡単に行うことができます。工具要らずで開封から数分で組み立てが完了する点も高く評価されています。KVMスイッチ機能に対応している点も、重宝されているようでした。
スタンド・モニターアーム
BenQ EX321UX | |
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スタンド機能 | ティルト:-5°/ 15° スウィベル:15°/ 15° 高さ調整:100mm |
VESA | 100×100 |
「BenQ EX321UX」のスタンドはティルト・スウィベル・高さ調整機能に対応しており、モニターアームを利用する際に必要なVESAマウントにも100×100で対応しています。
- チルト:モニターの首を上下に調節する機能のこと
- スイベル:モニタースタンドを固定した状態でモニターの向きを左右に調整する機能のこと
- ピボット:モニターを横向きから縦向きに90度回転する機能のこと
- 高さ調整機能:モニターの高さをスタンドで調整する機能のこと
スピーカー
スピーカー | なし |
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「BenQ EX321UX」には内蔵スピーカーは搭載されていませんが、ヘッドフォンジャックがあります。
ESSの「SABRE DAC」チップを内蔵しているため、ヘッドフォンジャックの出力と品質に関しては申し分なし。ただしユーザーの声としては「非常に満足」という肯定的なものと「どうせヘッドフォン使うし要らないから、その分安くしてほしかった」という否定的なものとがニーズによって混在していました。
また本記事投稿現在、「eARCで接続した場合にDolby Atmosが途切れる」という不具合情報が散見されますので、想定している使用用途によっては注意が必要です。
モニターのよくある質問
Q:解像度が違うとどう変わるの?
解像度とは画像の密度を示す数値のことです。
はじめて解像度について知ったという方はこの数字が大きいとどうなるのか、小さいとどうなるのかイメージがわかりづらいと思います。画像をご覧ください。

解像度は数字が大きくなると表現できる幅が広がり、なめらかで細かな画像を表示することができるようになります。
主な解像度には以下のようなものがあります。
解像度 (横x縦) | おすすめ用途 | |
---|---|---|
HD | 1280 x 720 | あまり使われない |
フルHD | 1920 x 1080 | 一般用途全般 動画視聴 ゲーム |
WQHD (QHD) | 2560 x 1440 | ゲーム デザイン クリエイティブ作業 |
4K | 3840 x 2160 | 映画視聴 ゲーム デザイン カラーマネジメント |
Q:ゲーミングモニターの解像度はどれがおすすめなの?
基本的にフルHD・WQHD・4Kの中でどれにするかを選ぶことになると思いますが、解像度が大きくなればなるほどPCの要求スペックが高くなることに注意が必要です。
Steamが公開しているハードウェア調査の結果によると2024年時点でSteamを利用しているユーザーの約50%がフルHDのゲーミングモニターを使用しているようです。WQHDが30%、4Kは3%です。

競技系のタイトルをプレイされる方はより高いフレームレートが求められるためフルHDのゲーミングモニターがおすすめです。アクションRPGのような作品を主に楽しむ方はWQHDのゲーミングモニターを視野にいれると良いでしょう。
解像度が高ければ高いほど精細な映像美を楽しむことができますが、高いフレームレートで安定させるには相応のゲーミングPCが必要になるため、現実的にフルHDかWQHDのどちらかがおすすめになります。高性能なゲーミングPCを持っているもしくは購入する予定がある方は4Kゲーミングモニターの購入を検討に入れても良いかも知れません。
Q:リフレッシュレートって何?
リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回更新されるかという指標です。
パラパラ漫画でイメージしてみてください。1秒間に10回しかパラパラとめくられない作品と1秒間に60回めくられる作品。
1秒間に60回めくられるパラパラ漫画の方がより滑らかですよね。これを画面では60Hz(ヘルツ)と表記します。
つまりリフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像体験を得られるということです。
- リフレッシュレート:ハードウェア側の1秒間あたりの更新回数(Hz)
- フレームレート:ソフトウェア側の1秒間あたりの更新回数(FPS)
Q:ゲーミングモニターにおすすめのサイズは?
ゲーミングモニターに限らずPCモニターは24インチか27インチのどちらかが選ばれる傾向にあります。選ばれやすいこともあり24インチと27インチの製品ラインナップが充実しています。
とりわけeSportsを意識するようなプロ向けモニターは24インチが選ばれることが多いです。
Q:ゲーミングモニターはPC側で設定が必要なの?
ゲーミングモニターは165Hzや240Hzのような高リフレッシュレートに対応するモニターと言い換えることができますが、PC側でリフレッシュレートの設定変更が必要です。
モニターとPCを正しい出力ケーブルで接続したら映像は出力されますが、設定していない状態では60Hz出力のままになっています。
リフレッシュレートの変更はWindowsの設定から「ディスプレイ」→「該当モニターを選択」→「ディスプレイの詳細設定」から変更しましょう。NVIDIAコントロールパネルから「ディスプレイ」→「解像度の変更」から変更しても構いません。
Q:ゲーミングモニターにおすすめのパネルってあるの?
ゲーミングモニターは高リフレッシュレートに対応していることと応答速度が速いことが求められます。
従来パネルによる応答速度の差が大きかったこともあり、ゲーミングモニターならパネルはTNを選ぶことが一般的でした。最近ではパネルによる応答速度の差がかなり縮まっていることから映りの良いIPSパネルのゲーミングモニターが数多く登場するようになりました。
このことからゲーミングモニターはIPSパネルから選ぶことをおすすめしますが、プロ向けに販売されているモニターは依然としてTNパネルが採用しているため、プロ向け環境の構築したい方はTNパネルの本格ゲーミングモニターを選ぶようにしましょう。
おわりに
「BenQ EX321UX」のスペック、レビューまとめでした。新しいモニターを購入する際の参考になれば幸いです。