2560×1440(WQHD)解像度、リフレッシュレート180Hzに対応する27インチのIPSゲーミングモニター「BenQ EX271Q」のレビューをまとめます。
そのスペックや特徴、そしてユーザーの使用感をまとめて見ていきましょう。
2025年におすすめのゲーミングモニター
製品名 | ![]() BenQ EX251 | ![]() ASUS VG27AQ3A | ![]() INNOCN 27M2V | ![]() BenQ XL2540K |
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サイズ | 24.5 | 27 | 27 | 24.5 |
解像度 | フルHD | WQHD | 4K | フルHD |
Hz | 220Hz | 180Hz | 160Hz | 240Hz |
パネル | IPS | IPS | IPS | TN |
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目次
BenQ EX271Qの特徴をざっくり
BenQ EX271Qの特徴
- 180Hz対応のゲーミングモニター
- Display HDR 400対応
- 定番EX2710Qの後継モデル
- 目の疲労を軽減させるB.I.+機能に対応
BenQ EX271Qがおすすめな人
- WQHDで180Hzの高リフレッシュレート対応モデルが欲しい人
- PCゲームで解像度よりも高フレームレートを維持したい人
- PS5やXbox Series Xのような最新コンシューマー機器で利用したい人
本記事公開時点でのAmazonカスタマーレビューでは総合評価4.5/5という評価でした。
BenQ EX271Qのスペック
モニター名 | BenQ EX271Q |
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寸法 | 545.4 x 613.8 x 276.8 mm(HxWxD) |
サイズ | 27インチ |
パネル | IPS |
解像度 | WQHD(2560×1440) |
応答速度 | 1ms |
リフレッシュレート | HDMI:144 Hz DisplayPort:180 Hz |
輝度 | 350cd/㎡ 400cd/㎡(HDR) |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178°/178° |
表示色 | 10.7億色 |
色域 | P3 95% |
HDCP | 2.2 |
スピーカー | なし |
調整機能 | ティルト:-5°/ 15° スウィベル:15°/ 15° ピボット:90° 高さ調整:100mm |
VESA | 100x100mm |
入力端子 | HDMI 2.0 x 2 DisplayPort 1.4 x 1 USB-C(65W給電、DisplayPort Alt Mode) x 1 USB-C(Upstreamデータ転送のみ) x 1 USB-A x 2 |
付属ケーブル | 電源 / HDMI 2.0 USB3.2 Gen1 Type-C(1.5m) USB3.2 Gen1 Type-C to A(1.8m) |
BenQ EX271Qのレビューまとめ
モニター性能
パネル | IPS |
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解像度 | WQHD(2560×1440) |
リフレッシュレート | HDMI:144 Hz DisplayPort:180 Hz |
「BenQ EX271Q」のモニターはIPSパネル。解像度はWQHD(2560×1440)で、リフレッシュレートはゲーミングモニターでも高めな180Hzに対応しています。なお、HDMI接続時は最大リフレッシュレートが144Hzに制限されるため注意が必要です。
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
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OLED | 色の再現度に定評 発色が良い・高コントラスト 視野角が広い 応答速度が速い | 画面の焼き付き対策が必要(動的なスクリーンセーバー等) 高価 | 全般 |
IPS | 色の再現度に定評 発色が良い・高コントラスト 視野角が広い | 価格が他のパネルと比較して高め 応答速度が遅い(最近は改善傾向) | 動画視聴 フォトレタッチ クリエイティブ作業全般 |
VA | 高コントラスト 黒色の表現力に優れる 平均的な視野角(IPS>VA>TN) | 応答速度遅い色の再現度が低い | 動画視聴 |
TN | 応答速度が速い 安価 | 視野角が狭い色の再現度が低い | ゲーム |
ユーザーからの口コミでは「BenQ EX271Q」がPS5やXbox Series Xといった最新のコンシューマー機でゲームを楽しむためのモニターとして好評であることが分かります。
中でも最も目立つのは、「公称値通りのリフレッシュレートが安定して出ている」という声。PS5やXbox Series X、Steam Deckなどの最大リフレッシュレートとされる120HzはHDMIでも問題なくユーザーからの高い満足感を獲得しているようです。
「ファンタジー」や「SF」、「リアル」といったゲームの雰囲気に合わせたカラー設定のプリセット(カラーモード機能)が用意してある点も、カジュアルプレイヤーを中心に好評のようです。
「BenQ EX271Q」のパネルは、表面処理としてノングレアが採用されています。
メリット | デメリット | おすすめ用途 | |
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グレア (光沢) | 発色が良いコントラストが高い | 環境光の映り込みが大きい目が疲れやすい | 動画・映画視聴ゲーム |
ノングレア (非光沢) | 環境光の映り込みが小さい目が疲れにくい | コントラストが低い (グレアと比べて白っぽく見える) | ネットサーフィンデスクワークゲーム |
輝度 | 350cd/㎡ 400cd/㎡(HDR) |
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コントラスト比 | 1000:1 |
表示色 | 10.7億色 |
色域 | P3 95% |
「BenQ EX271Q」は、DCI-P3色域 95%カバー、10.7億色の表示に対応する鮮やかな映像表現が特徴のモニター。
先述した最大180Hzのリフレッシュレートと合わせて考えても、間違いなく高い性能をしています。ただし昨今の競争が激しいモニター市場を見渡してみると、「抜きん出て高性能」とまでは言い難いところ。正直、コスパやその他機能の有無で比較していくことになるかと思います。
「BenQ EX271Q」に関しては、シーンに応じてAIが自動でコントラストを調整してくれるBenQ独自の「Shadow Phage」機能が特に高い評価を得ているようです。「暗いところのディテールも見やすくなる」という声が多く見られました。
周辺光を感知して輝度と色温度を自動調整することによって目の疲労を軽減させる、BenQ独自のアイケア機能「B.I.+」も総じて好評のようです。
デザイン
「BenQ EX271Q」本体の特徴は、背面やスタンドは白を基調とし、ベゼル部分は黒といった、どこか白色のPS5を思わせるカラーデザイン。一般的には本体色が黒いモニターが多いこともあって、その特別感あるデザインを求めて購入する人も少なくないようです。
電源スイッチとヘッドフォンジャック、USB-A×2基はモニター下部に。電源端子とHDMI 2.0×2基、DisplayPort 1.4×1基、そしてUSB-C×2基はモニター背面にあります。モニター設定用のリモコンも付属しています。
KVMスイッチ機能に対応している点も、重宝されているようでした。
スタンド・モニターアーム
BenQ EX271Q | |
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スタンド機能 | ティルト:-5°/ 15° スウィベル:15°/ 15° ピボット:90° 高さ調整:100mm |
VESA | 100×100 |
「BenQ EX271Q」のスタンドはティルト調整機能に対応しており、モニターアームを利用する際に必要なVESAマウントにも100×100で対応しています。
- チルト:モニターの首を上下に調節する機能のこと
- スイベル:モニタースタンドを固定した状態でモニターの向きを左右に調整する機能のこと
- ピボット:モニターを横向きから縦向きに90度回転する機能のこと
- 高さ調整機能:モニターの高さをスタンドで調整する機能のこと
スタンドは安定感がある一方で、前後にやや広めのスペースを占有します。この点はモニターアームの利用などが視野に入ってくる理由のひとつだと思います。
また「BenQ EX271Q」は、前世代機にあたる「BenQ EX2710Q」からの仕様変更の面で否定的な声も見られます。最も顕著なのがスタンドの機能面で、「背面のケーブル管理用のトンネル」がいずれも無くなってしまったことを悲しむユーザーは少なくないようです。
スピーカー
スピーカー | なし |
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「BenQ EX271Q」には内蔵スピーカーは搭載されていませんが、ヘッドフォンジャックがあります。
ESSの「SABRE DAC」チップを内蔵しているため、ヘッドフォンジャックの出力と品質に関しては申し分なし。ユーザーの声としても、切り替え可能なオーディオモードも併せて非常に高い評価を得ているようでした。
モニターのよくある質問
Q:解像度が違うとどう変わるの?
解像度とは画像の密度を示す数値のことです。
はじめて解像度について知ったという方はこの数字が大きいとどうなるのか、小さいとどうなるのかイメージがわかりづらいと思います。画像をご覧ください。

解像度は数字が大きくなると表現できる幅が広がり、なめらかで細かな画像を表示することができるようになります。
主な解像度には以下のようなものがあります。
解像度 (横x縦) | おすすめ用途 | |
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HD | 1280 x 720 | あまり使われない |
フルHD | 1920 x 1080 | 一般用途全般 動画視聴 ゲーム |
WQHD (QHD) | 2560 x 1440 | ゲーム デザイン クリエイティブ作業 |
4K | 3840 x 2160 | 映画視聴 ゲーム デザイン カラーマネジメント |
Q:ゲーミングモニターの解像度はどれがおすすめなの?
基本的にフルHD・WQHD・4Kの中でどれにするかを選ぶことになると思いますが、解像度が大きくなればなるほどPCの要求スペックが高くなることに注意が必要です。
Steamが公開しているハードウェア調査の結果によると2024年時点でSteamを利用しているユーザーの約50%がフルHDのゲーミングモニターを使用しているようです。WQHDが30%、4Kは3%です。

競技系のタイトルをプレイされる方はより高いフレームレートが求められるためフルHDのゲーミングモニターがおすすめです。アクションRPGのような作品を主に楽しむ方はWQHDのゲーミングモニターを視野にいれると良いでしょう。
解像度が高ければ高いほど精細な映像美を楽しむことができますが、高いフレームレートで安定させるには相応のゲーミングPCが必要になるため、現実的にフルHDかWQHDのどちらかがおすすめになります。高性能なゲーミングPCを持っているもしくは購入する予定がある方は4Kゲーミングモニターの購入を検討に入れても良いかも知れません。
Q:リフレッシュレートって何?
リフレッシュレートとは画面が1秒間に何回更新されるかという指標です。
パラパラ漫画でイメージしてみてください。1秒間に10回しかパラパラとめくられない作品と1秒間に60回めくられる作品。
1秒間に60回めくられるパラパラ漫画の方がより滑らかですよね。これを画面では60Hz(ヘルツ)と表記します。
つまりリフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像体験を得られるということです。
- リフレッシュレート:ハードウェア側の1秒間あたりの更新回数(Hz)
- フレームレート:ソフトウェア側の1秒間あたりの更新回数(FPS)
Q:ゲーミングモニターにおすすめのサイズは?
ゲーミングモニターに限らずPCモニターは24インチか27インチのどちらかが選ばれる傾向にあります。選ばれやすいこともあり24インチと27インチの製品ラインナップが充実しています。
とりわけeSportsを意識するようなプロ向けモニターは24インチが選ばれることが多いです。
Q:ゲーミングモニターはPC側で設定が必要なの?
ゲーミングモニターは165Hzや240Hzのような高リフレッシュレートに対応するモニターと言い換えることができますが、PC側でリフレッシュレートの設定変更が必要です。
モニターとPCを正しい出力ケーブルで接続したら映像は出力されますが、設定していない状態では60Hz出力のままになっています。
リフレッシュレートの変更はWindowsの設定から「ディスプレイ」→「該当モニターを選択」→「ディスプレイの詳細設定」から変更しましょう。NVIDIAコントロールパネルから「ディスプレイ」→「解像度の変更」から変更しても構いません。
Q:ゲーミングモニターにおすすめのパネルってあるの?
ゲーミングモニターは高リフレッシュレートに対応していることと応答速度が速いことが求められます。
従来パネルによる応答速度の差が大きかったこともあり、ゲーミングモニターならパネルはTNを選ぶことが一般的でした。最近ではパネルによる応答速度の差がかなり縮まっていることから映りの良いIPSパネルのゲーミングモニターが数多く登場するようになりました。
このことからゲーミングモニターはIPSパネルから選ぶことをおすすめしますが、プロ向けに販売されているモニターは依然としてTNパネルが採用しているため、プロ向け環境の構築したい方はTNパネルの本格ゲーミングモニターを選ぶようにしましょう。
おわりに
「BenQ EX271Q」のスペック、レビューまとめでした。新しいモニターを購入する際の参考になれば幸いです。